モバイルルーター端末の小型化が進むとどうなる?

WiMAXの未来を想像する

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モバイルルーター端末の小型化が進むとどうなる?

最新のスマートフォン

ここ数十年の歴史の中で、世界中のIT技術を前進したことは本当に素晴らしいことだと思います。日本国内でも自動車の生産が海外でヒットし、とても豊かな国になったことは間違いありません。その恩恵として、私たちは今誰もがポケットに1台ずつスマートフォンを入れることができています。

 

さて、このスマートフォンですが、遥か昔の基準で考えれば、「これだけパソコンに近く電話までできてしまう端末が、片手で持てるくらいの大きさになっていること」に驚きを隠せません。最も古い携帯電話はバッグほどの大きさでしたし、パソコンだって30cm四方の巨大なモニターを使って映像を映すのが当たり前でした。それが、もやはペラペラのガラスに映像を表示し、その裏に付けてある薄い電子板で情報処理をおこなっているのですから。

 

ブラウン管のモニターに巨大な本体。一方、手の平サイズのガラスの板。大きさだけで言えば、おそらく数百分の一程度までパソコンを小型化できたと言っても良いのではないでしょうか?これが技術の進歩です。性能の進歩はもちろん、IT技術が発展することで、より一般層に好まれるサイズに縮小化することが可能。

 

ということは、今最も主流である最新のモバイルルーターにも同じことが言えるのではないでしょうか?

WiMAXに対応した最新のモバイルルーターの規格

最新のモバイルルーター端末

ガラスの画面のサイズはおよそ2.4インチ。1インチは2.54cmであるため、モバイルルーターのモニターの対角線の距離はおよそ6cmということになります。これだけあれば十分データ通信に関する項目を確認することは可能でしょう。

 

また、本体の大きさについては、横幅約13,6cm/縦幅6.8cm/厚さ1.48cmとなっており、すでにスマートフォンよりも小型化が進んでおります。その上、重さに関しては200g以下の約174gであるため、カバンに入れても外出先で肩に負担がかかることはないでしょう。ただし、スマートフォンよりも小さいので、自宅で使用していると、たまにどこに置いたのか分からなくなってしまうことがあるので注意。

 

これだけ小さいのですから、もうこれ以上は小型化が進まないような気もしますが、果たしてそうでしょうか?

 

小型化が進むと最終的に消失する?

小型化

私がWiMAXの未来を想像しているものの1つに、モバイルルーターの縮小化が極限まで進むと、やがてその機能はスマートフォンに内臓されるのではないかと予想しているものがあります。

 

モバイルルーター端末は無線LANの親機ではありますが、もしこれがスマートフォンの内側に搭載されていたら、今よりももっと便利だとは思わないでしょうか。ハッキリ言って、大半の人からすれば想像し難いことだとは思います。しかし、科学の進歩というのは常に私たちを良い意味で裏切らせてくれるではありませんか。

 

もし仮に、親機としての機能をスマートフォン自体が最初から搭載する機能で賄えるのだとすれば、わざわざ高額なモバイルルーター端末を購入する必要は無くなりますし、端末代が無料になるプロバイダのキャンペーンに振り回されることも無くなります。専用のアプリをダウンロードするだけで、小難しい設定も要らず、本当の意味でWiMAXを契約したその日からインターネットに無制限で接続することができるのだとしたら。これは素晴らしい未来だと思わないでしょうか?

 

また、ルーターとしての機能が最初からスマートフォンに導入されているのであれば、それはつまりWiMAX以外のモバイルWiFiに対するハードルも下がるということになります。グローバルWiFiや楽天モバイルなども含めて、簡単に利用することができるので、差別化のポイントとしては、対応しているエリアの広さや、アプリ自体の性能で料金に違いが出てくることになるでしょう。

 

スマートフォンに搭載された親機としての機能は、あくまでも機種によって性能が異なるため、プロバイダやサービス運営会社によって通信速度が変わることはないでしょう。そうなれば、どこどこの回線だからインターネットの通信速度が安定しない...などという現象が実質的に解決します。

モバイルルーターの存在は本当に消えるのか?

スマホの進化

結論から言うと、モバイルルーター端末の存在が抹消されるのにはまだまだ長い年月が必要でしょう。なぜなら、会社から見ればモバイルルーター端末が消失することに関して、大したメリットが無いからです。

 

せっかく自社のサービスと一緒に専用の端末を販売することができるのに、なぜその機会をみすみす失わなけれないけないのでしょうか?つまり、大きな時代の変化が起きなければ、よっぽどのことが無い限りはスマートフォンにルーターの機能を搭載させるということなどありえないのです。

 

例えば、携帯電話の回線が物凄く安くなり、もっとデータ通信量に関する規制や料金が緩くなれば、WiMAX側もこれに対応せざるを得ません。今はまだ月々のデータ通信量に関して携帯電話よりも圧倒的にコストパフォーマンスが良いため、最新の5Gに対応したモバイルルーターが2万円以上もする高額商品でも皆さんに購入してもらうことができていますが、このメリットが消えると、価値観は大幅に変化することでしょう。