モバイルルーターの性能はどこまで進歩するのか?

WiMAXの未来を想像する

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最新のモバイルルーターで下り最大2.7Gbps出るのは本当?

最新ルーター

WiMAXに対応したモバイルルーターは、Huawei社のSpped Wi-Fi NEXT W01やNEC社のWX01から始まり、今や10世代近く機種を跨ぎ1年に1度ほどのペースで最新端末が登場しています。

 

現在最も新しい機種は、モバイルルーターの場合NECの「Speed Wi-Fi 5G X11」。そしてホームルーターの場合NECの「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」。いずれにも高性能であることには違いありませんが、それぞれ外出先での使用と自宅での使用に分かれているため、メーカーが想定されているエリアで使わなければ性能を発揮することができません。

 

さて、これらの最新機種ですが、実は公式サイトの情報によると最大で下り2.7Gbpsが出ると豪語されており、私も当初は目を疑いました。そこまでのスピードがモバイルWiFiで出てしまうのであれば、もう光回線なんていらないのではないかと....しかし、これに騙されてはいけません。

 

実際のところ、どれだけ回線環境を整えても下り2.7Gbpsのスピードなんてものは出ようがありません。これはあくまでも理論値であり、いざ自分で回線を使ってみると、残念なことに100Mbpsも出ないことがほとんどです。現にWiMAXの最新モバイルルーターを使って何度測定してみても、ここまでの数字は出ませんでした。また、公式サイトの隅の方に注意書きされています。「あくまでも理論値です」と。

 

現状の無線環境では、決して1Gbpsも出てることはありませんし、もしそうなる時が来たとしても、それは遥か遠い未来のお話なのです。

もしも理論値を出せるのが当たり前になったら

未来

この先、いくらでもインターネット通信に関する技術は発展を遂げていくでしょうが、もし仮に、WiMAXを使って下り数ギガbosの速度を出せるのが当たり前になったとしたら、一体どれくらい世間の常識が変わるでしょうか?

 

まず、無線技術が飛躍的に進歩を遂げるということは、それに応じてインターネット上のコンテンツも豪勢になっていくことが予想されます。つまり、ダウンロード速度が数ギガbpsになる頃には、YouTubeで見られる動画の画質は最高画質が当たり前になっており、低画質に下げるという項目が消失している可能性すら考えられます。さらに、VR機器を使った高画質高速処理が必要なスマートフォンが一般に普及されている可能性も高く、どこに行ってもスマホ1台であらゆる決済が完結するようになっているはず。

 

例えば、映画鑑賞やデパートでの買い物。これらの際にスマートフォンをポケットに入れているだけで、どのレジにも共通して設置されているゲートを通過するだけで決済が完了します。近未来的ですよね。いちいち液晶画面にスマートフォンを掲げるのはもう時代遅れと言われているでしょう。もちろん、現金を持ち歩いて小銭を店員に渡す行為なんてものは御法度。そんなものは非合理極まりなくダサイ行為です。

 

つまり、ここ数年程度の技術進歩では到底辿り付けない領域なのです。

理論値が出ない本当の理由

計算

WiMAXだろうと光回線だろうと、携帯電話のインターネット回線であろうと、下り最大速度はあくまでも理論値を差している言葉であり、もちろん実際にネット通信をおこなってもそのスピードは出ません。さて、それは一体どうしてでしょうか?これには、集客をおこなっている運営企業の小賢しい戦略が含まれていました。

 

まず、企業によって大々的に宣伝されている下り○○Gbpsというこの数値。これの本当の意味は、皆さんがお持ちのスマートフォンやパソコンなどをインターネットに接続しサーバーから応答をもらいインターネットコンテンツを表示させることができるスピードのことではないのです。あるSNSを開いた時に見られるページを表示させるための通信速度ではありません。

 

あくまでも、ルーターとパソコンを繋いでいる部分間でのスピードのことなんです。つまり、あなたWiMAXルーターとスマートフォンが通信をおこなう片道のスピードが理論上最大で2.7Gbps出るという意味合いをしています。

 

私たち素人は、勝手に「通信速度は下りが大事!」「WiMAXは最大2.7Gbpsの下り速度なんだ!」「だからWiMAXの通信速度は2.7Gbpsなんだ!」と勘違いしてしまうがちですが、これは間違いですので気を付けましょう。